野点BLOG
美術家、きむらとしろうじんじんによる「野点(のだて)」が2年ぶりに新世界・西成エリアに帰ってきます!このブログでは、今年秋の野点開催に向けて準備の様子を日々アップしていきます。
チラシ修正作業!
- 2007/10/09
- category: サポートスタッフレポート
昨日は、午後1時ごろから8時ごろまでチラシの訂正箇所に修正を加えるなど、チラシ配布ための準備を行いました。
すべてが手作業で1000枚分、ペンで文字を消していくという恐ろしく地味な作業です。
合計1000枚ときいて、とても一日では出来ないと思っていたのですが、別件でミーティングをされていたスタッフの松本さんが、合い間に手伝ってくださったり、また、先にブログへ書き込みをしていただいたくどうさんが、プリンの差し入れを持って手伝いに駆けつけてくださったりして、修正はなんとか1000枚達成できました。助かりました、本当にありがとうございます!
以前にもこのブログで書いたような記憶があるのですが、準備のほとんどは、こうした、本当に地道な作業でおおわれています。本当に。これは、僕が「野点」の準備をお手伝いさせていただくようになってから、最も痛烈に感じることです。僕はどこかで、アートや芸術というものが、華やかで、どこか自己中心的なところがあるという漠然としたイメージを抱いていたのかなという気がしています。
いちばん最初のブログでも書きましたが、僕は今回はじめてサポートスタッフとして「野点」に関わらせていただき、まだ「野点」の現場がどういうものなのか、正直あまりよくわかっていません。しかし、
想像していたゲリラ的な「野点」の現場も、一見「ド派手な」じんじんさんのパフォーマンスも、「よそ者」からすると(これは少なからぬ偏見が混じってしまっているのですが)「なんでもあり」な場所のようにみえる新世界や西成の街も、すべては地味で、誰も見向きもしないような、何気ない日常からの延長に成り立っているような気がしてきました。まだまだうまく具体的に文字にすることが出来ないのですが…
これは、「野点」にも当然ながら、プロセス・過程があるということを意味するものだと思うのですが、そうした些細なプロセスにちょっとでも関わることで、僕も「アーティスト」になる??
などと、よくわからないことを考えながら…
とはいえ、単純作業だけでは飽きてくることも残念ながら事実です。そこで…
この日は修正作業のほかに、掲示ポスターにとりつけるチラシ入れ袋の作成も行いました。わかりやすく、「ご自由にお取り下さい。」とセリフを記入していきます。これを計40セット作ったのですが、退屈な日常をほんの少しだけ突き破ろうという思いもこめて、ひとつだけ「激しいふきだしバージョン」を混ぜておきました(いちばん下の写真。比較はその上の写真で)。もし、これがポスターに付けられて、街中でポスターを偶然出会えた方は、だからといって、たぶん何も起こらないと思いますが、それを見てニヤニヤしたり、グニャグニャしたりしていただければ、僕としては幸いです。
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