野点BLOG
美術家、きむらとしろうじんじんによる「野点(のだて)」が2年ぶりに新世界・西成エリアに帰ってきます!このブログでは、今年秋の野点開催に向けて準備の様子を日々アップしていきます。
候補地選び、そして交渉
- 2007/09/05
- category: サポートスタッフレポート
先月、各2回にわたる大散歩会とオープンミーティングが終わり、ただいま、具体的な開催地探しのための具体的な交渉などに入っています。といっても、僕はその様子を傍から見ているだけなのですが…
これまでとはうって変わって、「あの場所が良かった、この場所がいい」、といった直感的な選びかただけでなく、実際にその周辺で生活される方がたや、各機関の担当者との話し合いによって、その場所が「野点」にふさわしいかどうかが判断されていきます。
そこでは「こちら側」が「良い場所だ」と思っていただけではない、べつのさまざまな力学が働いてゆく過程から、場所が選ばれていくのだろうと思います。その土地にどういう人びとが関わっているのか、ただ歩いているだけでは見えてこないような、人びとの交叉が、スタッフの皆さんには見えてきているのかもしれません。おそらく僕自身も、これから新世界、飛田、山王といった地域への「見方」が変わってくるのでしょう。
開催地選びの交渉には、そこが私有地なのか、あるいは公の土地、公道なのかによって、アプローチの仕方がかなり異なってくるみたいです。たとえば、以前も開催された、フェスティバルゲートの入口付近を候補地として考える場合、現時点で、すでに大阪市がフェスティバルゲートの売却を決定した後の段階であって、今度の11月に開催となると、果たして、以前と同じような手続きで、同じ場所を使うことができるかというと、たぶんそうはいかないのだそうです。当たり前のことなのだろうけれども、社会的な経験の乏しい僕にとっては、とっても興味深いことばかりです。
最後に、「野点」の器材(リヤカーや窯など)を開催中に保管しておくための、保管庫の場所探しがなかなか難航しているようです。お店の倉庫などが候補として挙がってるようなのですが…
カテゴリー
- お知らせ
- 事務局レポート
- サポートスタッフレポート
- 足あと
- スケジュール
- みなさまからの声
- 開催候補地リスト
- スタッフのみなさまへ