Urban Concern - OSAKA II - art in the city - BreakerProject.net

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美術家、Franck Bragigandが、’06年12月、大阪に滞在し、浪速区にある公園と小学校の遊具をペイントしました。このブログではその制作過程を日々報告しています。

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大工事_パート4

img06120023_1 img06120023_2 img06120023_3 img06120023_4 今日は最後のエリアにとりかかる。
コンクリート、モルタルの壁やベンチがある難関エリア。
雨が降ると地面から水分を吸って、ペンキが定着しいないので、このエリアのペイントをするかどうかずっと悩んでいた。先週はあまりにも雨が多かったので、いったんは諦めたが、一昨日までの作業が思いのほか進んだのでもう一度検討。今朝、8時半からアーティストと話し合い、ペイントすることに決定。

9時からスタッフ総動員で、剥がれかかった旧塗膜をけずり、昼過ぎまでに下地を塗り終える。昼食後、これまでにペイントした遊具にニスを塗っていく。3時頃からは、下地が乾いた壁やベンチを塗り、街灯のヤスリがけと下地のペイント。3人の子どもたちも街灯のヤスリをかける。急ピッチで作業が進む。夕方、ココルーム(フェスティバルゲート4F)のかなよさん、のぞみさんも手伝いに来てくれる。
今日スタートした難関エリアの1回目の塗装はほぼ終了。

みなさんのおかげでかなり作業が進みました!
本当にありがとうございます。
事務局スタッフのみなさん、毎日ハードな労働お疲れさまです。
残された時間はと2日。
あともう一息。。
明日、あさって、雨さえ降らなければなんとか完成出来そうです。

Franck Bragigand(フランク・ブラジガンド)

1971年生まれ。オランダ/フランス在住。1990〜1995年、エコール・デ・ボザール(フランス国立高等美術学校)で学び、1997〜1998年、オランダの国立ライクスアカデミー(2年間のアーティストインレジデンス)に滞在。その後、オランダ、ベルギー、フランスなどヨーロッパを中心に活動。自らをrealistic painterと定義するブラジガンドは、新たな作品としてモノを作るのではなく、現実の社会に実在するもの(古くなって用途が失われたものなど)をペイントすることで再生させ、それぞれの特異性や魅力を引き出すという活動を展開している。オランダのデザインをリードするDroog Designのオフィス全体もペイントするなどデザインや建築とのコラボレーションも多い。2004年、大阪にて滞在制作を行い、路面電車(阪堺電車)と恵美須町駅をペイント。long interview [log-osaka]

Urban Concern-Osaka II

ヨーロッパをベースに活動するアーティスト、フランク・ブラジガンドが、約1ヶ月、大阪に滞在し行ったプロジェクト。2004年にも大阪に残る最後の路面電車と駅をペイントしたブラジガンドは、今回、大阪・浪速区にある日東小学校と愛染公園の遊具をペイントしました。色を塗ることで、どのように遊具が生まれ変わり、街の景観が変化するのか、またその周辺に住む人々の意識がどう変化するのか、そのプロセスに関わってもらうことも、今回のプロジェクトの目的としています。小学校では4年〜6年生の子どもが授業の一環で作業に参加、公園では一般から募集したサポートスタッフや小学校で作業を体験した子どもたちも参加し、アーティストと共同作業を行いました。ペイントした遊具は現在もそのまま残っています。

  • 実施期間:大阪市立日東小学校 2006年12月4日(月)〜6日(水)
         愛染公園      2006年12月6日(水)〜20日(水)
  • 協力:大阪市立日東小学校/逢下振興町会/愛染公園愛護会/大阪成蹊大学(順不同)
  • 助成:(財)地域創造/大阪ガス“小さな灯”運動
  • 主催:新世界ブレーカープロジェクト実行委員会/大阪市/(財)大阪都市協会
  • 企画:雨森 信

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