Urban Concern - OSAKA II - art in the city - BreakerProject.net

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美術家、Franck Bragigandが、’06年12月、大阪に滞在し、浪速区にある公園と小学校の遊具をペイントしました。このブログではその制作過程を日々報告しています。

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大工事_パート2

img06120015_1 img06120015_2 img06120015_3 img06120015_4 今日の天気は雨のちくもり。
まずはテントを建てて、ブランコや滑り台の上にブルーシートかけて作業出来る状態をつくる。先週の木曜日も雨で同じようにテント下での作業だったので、今日の設営は比較的スムーズ。ブランコの上の巨大なブルーテントもてこらずにすんだ。かなりプロフェッショナル??
すてきな仕事場が完成するとフランクはうんていの下地を塗り始め、スタッフはブランコの削り。今日もグラインダーにクロスサンダー(荒目)を取り付けて大工事。でもブランコは大部分が終わっているので今日は塗る前の最後のチェックとヤスリがけ。

お昼からはすっかり雨もやんで、滑り台の削り作業をスタート。昨日購入したクロスサンダーは、昨日のお昼頃にはすっかり小さくなってしまい、またホームセンターに走る。

現在作業中のエリアは幼児用の遊具よりも古く、錆びによる劣化のデコボコが激しい。機械でかなり落としても、まだサンドペーパーの60、40番あたりでがんがん削らなればいけない。サンドペーパーの消費も激しい。。

しかし、削ってみるとびっくり。とても美しい色の層が研ぎだされて、なんとも言えない抽象絵画が浮かび上がってきた。抵抗を感じながらもそこに錆びとり用ペンキを塗るフランク。このすばらしい絵画が再び掘り起こされることはあるのだろうか。。。ほんの一瞬だけお目見えした知られざる色の年輪。

Franck Bragigand(フランク・ブラジガンド)

1971年生まれ。オランダ/フランス在住。1990〜1995年、エコール・デ・ボザール(フランス国立高等美術学校)で学び、1997〜1998年、オランダの国立ライクスアカデミー(2年間のアーティストインレジデンス)に滞在。その後、オランダ、ベルギー、フランスなどヨーロッパを中心に活動。自らをrealistic painterと定義するブラジガンドは、新たな作品としてモノを作るのではなく、現実の社会に実在するもの(古くなって用途が失われたものなど)をペイントすることで再生させ、それぞれの特異性や魅力を引き出すという活動を展開している。オランダのデザインをリードするDroog Designのオフィス全体もペイントするなどデザインや建築とのコラボレーションも多い。2004年、大阪にて滞在制作を行い、路面電車(阪堺電車)と恵美須町駅をペイント。long interview [log-osaka]

Urban Concern-Osaka II

ヨーロッパをベースに活動するアーティスト、フランク・ブラジガンドが、約1ヶ月、大阪に滞在し行ったプロジェクト。2004年にも大阪に残る最後の路面電車と駅をペイントしたブラジガンドは、今回、大阪・浪速区にある日東小学校と愛染公園の遊具をペイントしました。色を塗ることで、どのように遊具が生まれ変わり、街の景観が変化するのか、またその周辺に住む人々の意識がどう変化するのか、そのプロセスに関わってもらうことも、今回のプロジェクトの目的としています。小学校では4年〜6年生の子どもが授業の一環で作業に参加、公園では一般から募集したサポートスタッフや小学校で作業を体験した子どもたちも参加し、アーティストと共同作業を行いました。ペイントした遊具は現在もそのまま残っています。

  • 実施期間:大阪市立日東小学校 2006年12月4日(月)〜6日(水)
         愛染公園      2006年12月6日(水)〜20日(水)
  • 協力:大阪市立日東小学校/逢下振興町会/愛染公園愛護会/大阪成蹊大学(順不同)
  • 助成:(財)地域創造/大阪ガス“小さな灯”運動
  • 主催:新世界ブレーカープロジェクト実行委員会/大阪市/(財)大阪都市協会
  • 企画:雨森 信

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