美術家、Franck Bragigandが、’06年12月、大阪に滞在し、浪速区にある公園と小学校の遊具をペイントしました。このブログではその制作過程を日々報告しています。
大工事_パート2
- 2006/12/12
- category: report in Japanese
今日の天気は雨のちくもり。
まずはテントを建てて、ブランコや滑り台の上にブルーシートかけて作業出来る状態をつくる。先週の木曜日も雨で同じようにテント下での作業だったので、今日の設営は比較的スムーズ。ブランコの上の巨大なブルーテントもてこらずにすんだ。かなりプロフェッショナル??
すてきな仕事場が完成するとフランクはうんていの下地を塗り始め、スタッフはブランコの削り。今日もグラインダーにクロスサンダー(荒目)を取り付けて大工事。でもブランコは大部分が終わっているので今日は塗る前の最後のチェックとヤスリがけ。
お昼からはすっかり雨もやんで、滑り台の削り作業をスタート。昨日購入したクロスサンダーは、昨日のお昼頃にはすっかり小さくなってしまい、またホームセンターに走る。
現在作業中のエリアは幼児用の遊具よりも古く、錆びによる劣化のデコボコが激しい。機械でかなり落としても、まだサンドペーパーの60、40番あたりでがんがん削らなればいけない。サンドペーパーの消費も激しい。。
しかし、削ってみるとびっくり。とても美しい色の層が研ぎだされて、なんとも言えない抽象絵画が浮かび上がってきた。抵抗を感じながらもそこに錆びとり用ペンキを塗るフランク。このすばらしい絵画が再び掘り起こされることはあるのだろうか。。。ほんの一瞬だけお目見えした知られざる色の年輪。
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