野点BLOG
美術家、きむらとしろうじんじんによる「野点(のだて)」が2年ぶりに新世界・西成エリアに帰ってきます!このブログでは、今年秋の野点開催に向けて準備の様子を日々アップしていきます。
じんじんが滞在するホテルの下見
- 2007/09/06
- category: 事務局レポート
野点期間中、じんじんは西成・太子地区のビジネスホテルに宿泊します。
[太子地区の今昔について]
太子地区といえば、かつての釜ヶ崎の日雇い労働者のベットタウンとして沢山の簡易宿があった、いわゆるドヤ街です。寝泊まりするスペースはかなり狭い分、宿代も破格だったらしいです。
現在は、日雇い労働者の高齢化により、ドヤ街の事情も変わってきました。
太子地区を南北に縦断する堺筋より以西は、高齢化したかつての日雇い労働者が居住する福祉マンションとして、以東は外国人バックパッカーが多く利用するリーズナブルなホテルとして生まれかわっています。
特に、以東のホテルは24時間受付可能、ホームページやパンプレットは英語、中国語、ハングルなど多言語に対応。一階のロビーには常時パソコン数台があり、いつでも無料でインターネットが利用でき、快適。また、関西空港から最寄りの[新今宮]駅までは電車で一本、大阪の裏玄関である天王寺や、京都や奈良などの観光地へもアクセスが便利という立地の良さから、とてもにぎわっています。利用層としては、ヨーロッパからアジアまで、年齢層も比較的幅があり、さまざまな層の利用者を取り込んでいる様子。
さて、数十件あるホテルのうち、じんじんが提示した条件と照らし合わせながら下見するホテルをピックアップ。
じんじんの提示する条件
・24時間出入り自由(野点当日の終了時間がいつになるかわからないため)
・24時間シャワーが使える
・メイクアップできる環境があるか(衣装やメイクアップ場所はホテルの自室)
・野点期間中は、宿泊する部屋の移動は禁止
等々
以上をクリアしたホテルを、じんじん+事務局で下見。
和室、洋室ともにシングル(約3畳)を見学。とても清潔感があって、特に洋室は広く感じられ、これにはじんじんも「全然いける、いける!」。
最終的には予算とも照らし合わせながら9月末には決定予定。
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