タマイチで野点説明会

• 2007/09/20  
• by タマイチ  
• category: みなさまからの声  

どうも、タマイチです。
先日、ウチの店では3回目となる野点説明会がありました。

今回は僕の記憶では初めてと思いますが、野点開催場所の西成の飛田地区周辺の住民の方（男性）が参加されてて、今回の候補地の一つ、飛田地区ど真ん中での野点開催の危険性（？）を指摘されてたのが、今までになく地域の事情を生生しく伝えてることになり印象的でした。

その地域で行われてる商売の特殊性から来る危惧、つまり遊郭、風俗系という商売をされてる中で、周りとの兼ね合いを、男性の視点から果たしてそこで野点参加者の女性、子供がどう反応するのか、遊郭で働く女性の視点まで鑑みて誰も楽しめないのでは、という意見だったと思います。

僕としてはそれでもあえて地域に飛び込み、タブーに挑んで行く（もちろん全ての人に許可を得てだが）のが、アートとしての使命、醍醐味だとも思う。
それが独り善がりにならないように、周到な準備の上に成り立ってるのなら、いや、準備しようとするだけでもその地域にすごい刺激になるかもしれない、と思います。

ジンジンの野点はただそこで絵付けし、お点前をするだけでなく、その場の雰囲気、出来上がっていく場も含めたものを味わうのが特色だと思うので、そのジンジンが働きかけた結果の姿を味わってみたいと思います。

ジンジンの野点は人が参加することによって、そのこと自体でまた違った姿を如実に見せる空間です。
ジンジンの野点はその地域性、場所がもつ力、集まる人の持つ人間性を端的に映し出す、といえばオーバーな表現でしょうか。
しかし、そうした楽しみ方も大いに有り得ると思ってます。
そういう意味で、毎回楽しみに注目しています。