野点BLOG

美術家、きむらとしろうじんじんによる「野点（のだて）」が2年ぶりに新世界・西成エリアに帰ってきます！このブログでは、今年秋の野点開催に向けて準備の様子を日々アップしていきます。

地元の町会長さん等へのあいさつまわりスタート

2007/06/05
by 事務局松本
category: 事務局レポート

これまで新世界・西成地域で2004年と2005年の2回、開催してきた野点。今回、3回目になりますが、初回から変わらず行ってきたことがあります。それは、野点の準備をはじめる前に、地元の町会長さん等へのあいさつまわりを必ずする、ということです。

野点当日を「面白い現場」にするためには、地元のみなさんのご協力・ご支援なしでは実現できません。また、皆さんの日常生活の場に突然入り込んでいくわけですから、ごあいさつあるいはご説明させていただくことは当然です。

また、地元のみなさんに野点をより深く理解していただくためにもごあいさつは格好の機会です。衛生面は大丈夫か？警察の許可とってるか？火事などの安全面は大丈夫か？なんでそんな衣装を着て陶芸屋台みたいなことをするんや？等々、地元のみなさんの真顔の疑問・質問に真摯に応えることで信頼していただけるようになります。

そういう意味で、地元の町会長さん等へのごあいさつはとても大切なのです。
さらに3回目の今回は、地域の集会に出席し、地元の町会長さん以外のより多くの地元の皆さんに、早い時期から知っていただこうと考えています。
ごあいさつは、野点当日が「面白い現場」になる必要条件なのです。

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きむらとしろうじんじん

1967年新潟生まれ。京都市立芸術大学にて陶芸を学んだ後、京都をベースに活動を行う美術作家。1995年から陶芸窯をのせた「野点-移動式カフェ」をスタート。現在までに全国各地の路上や公園、駅前、河川敷など様々な場所で開催している。long interview [log-osaka]

野点-焼立器飲茶美味窯付移動車

野点(のだて)とは、野外でお茶をたてて楽しむことです。 きむらとしろうじんじんによる「野点」は、大小2台のリヤカーに、陶芸窯・素焼きのお茶碗・うわぐすりなどの陶芸道具一式と、お抹茶セット一式を積んで、まちの様々な場所にあらわれる移動式カフェ、旅回りのお茶会です。ここではお茶を飲むだけでなく、じんじんが作った素焼きの器にその場で絵付けをし、楽焼き（らくやき）という方法で焼きあげられた自作のお茶碗でお茶を楽しむことができます。1995年からスタートした「野点（のだて）」は、不特定多数の人々が行き交う路上や公園など全国各地の（主に）パブリックスペースで開催されています。

今回で３回目の開催となる新世界、西成地域で野点では、前回、前々回で築いた地元とのネットワークをさらに拡げながら、開催に向けて準備中です。

*協力：新世界町会連合会／新世界連合振興町会／山王連合振興町会／飛田連合振興町会／萩之茶屋連合第一振興町会／萩之茶屋連合第二振興町会／山王女性会／新世界市場商業協同組合／通天閣本通商店街　青年部／新世界恵老会／ジャンジャン横丁・町　若手の会「新世代」／新世界てんこ盛り倶楽部／新世界ブログ会／飛田地区商店会連合／飛田新地料理組合／飛田新地協同組合／大阪簡易宿所生活衛生同業組合／わが町にしなり子育てネット／西成児童館の会／通天閣観光株式会社／各開催地の皆様
*衣装協力：当房優子／大中香／川合幸枝
*リヤカー協力：市村恵介／神谷三郎
*茶道具協力：清原正人