“アー”ツクール つれズレなるまま - BreakerProject.net

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地域に根ざした作品、活動、しくみを生み出すアートプロジェクトの実験
「まちが劇場準備中」

[project data]

レポート:通天閣スクエア

写真1 写真2 写真3 写真4 12月13-14日

通天閣3階を会場に2日間限定のアートセンターとし、トークや上映会、ワークショップなどを実施しました。

1日目は、にしなりかえっこクラブと山王女性会の協力のもと『かえっこ』を開催。
同時に藤さん、福永さん、越智さん、木須さんによるアーティストワークショップも開催されました。(写真1)
ワークショップに参加するとカエルポイントがもらえるということもあり、何回も参加する子どもも…
また、藤さんによるオークションも開かれ、子どもたちの白熱した争奪戦が行われました。(写真2)

トークでは、都市社会学者の山田創平さんをお迎えして、プロジェクトメンバーの八木さんと藤さんと共に新世界・西成地域の古代から現代までのお話をお聞きしました。(写真3)
この地域がまだ海だった頃から現代に至るまでのまちの変貌を様々な参考資料と合わせて、分かりやすくお話いただきました。


2日目は、木須さんによる体操、映像パフォーマンスチームによるライブ&上映会の披露。
そして、トークは2部制で行い、第1部は「まちが劇場準備中」参加アーティストが作品について語り、第2部では、これまでにブレーカープロジェクトでまちを舞台に活動を行ったアーティストの皆さんをお迎えして、アートとまちの関わりや当時の活動秘話などをスライドとともにお話いただきました。(写真4)


藤さんのブログでもレポートがアップされています

藤 浩志

アートの概念を美術史の中に位置づけるのではなく、「社会的に価値を認められていない存在(意識)を特別な存在として立ち上げるテクノロジー」として捉え、「地域資源、適正技術、協力関係」を活用した提案(デモンストレーション)型の表現活動を試みる。地域社会における対話と実験の現場をデモンストレーションという手法で立ち上げ、そこから発生するイメージの連鎖を重要視する。
http://www.geco.jp/
long interview [log-osaka]

まちが劇場準備中

2008年度は、ナビゲーターに美術家・藤浩志を迎え「地域に根ざした作品、活動を生み出す」ための実験として、約半年かけて新世界、西成周辺のフィールドワークを行います。そこから様々な「ズレ」を発見しつつ、対話を重ねることで立ち上がってきたプロジェクトを、まちを舞台に展開します。「まちを劇場にみたててシーンをつくっていく」また「日常の面白さをシーンとして再発見していく」そして、このプロジェクトはイベントではなく、「次につながっていくプロセス」ということで、タイトルは「まちが劇場準備中」。

  • *協力:(財)西成区コミュニティ協会/大阪市立デザイン教育研究所/大阪芸術大学教職員組/新世界町会連合会/新世界市場商業協同組合/通天閣本通商店街/ジャンジャン横丁/山王社会福祉協議会/山王女性会/山王連合振興町会/飛田連合振興町会/飛田地区商店街連合/飛田新地協同組合/飛田新地料理組合/通天閣観光株式会社/豊年食品株式会社(順不同)
  • *主催:ブレーカープロジェクト実行委員会/大阪市
  • *助成:(財)地域創造
  • *企画:雨森信
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