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地域に根ざした作品、活動、しくみを生み出すアートプロジェクトの実験
「まちが劇場準備中」

[project data]

まちが劇場準備中 開催概要

img08110005_1 新世界・山王・飛田・太子
まちが劇場準備中

今年で6年目となる、新世界、西成(山王、飛田、太子)エリアでのプロジェクト。
5月より美術家、藤浩志さんをナビゲーターに迎え、集まってきたアーティストや学生らとともに、活動エリアを散歩し、対話を重ねることで立ち上がってきたプロジェクトが、まちを舞台に展開されます。それぞれが、まちが放つエネルギーを身体で感じ、まちそのものが語りかけてくる日常の風景やその奥にある多様な歴史から「何か」を感知し、そこから様々な「非日常」が生まれていきます。タイトルにもあるように、「まちを劇場にみたててシーンをつくっていく」、また「日常の面白さをシーンとして再発見していく」ということで「まちが劇場」。そして、このプロジェクトはイベントではなく、次につながっていくプロセスとして捉え、「準備中」と続きます。あなたがここで出会うシーンは、果たしてフィクションなのかノンフィクションなのか。その虚実の「間」で、あなた自身が未来のストーリーを紡いでいくのかもしれません。さて、どんな劇場ができるのか、その現場に是非お立ち会いください。


会期:2008年12月12日(金)~12月21日(日)※18日木曜日休み
プロジェクト拠点オープン時間:午前11時~午後20時 

会場:マメゲキ/通天閣/飛田会館 ほか商店街、空地など新世界(浪速区)・山王・飛田・太子(西成区)エリアの各所にて

※まずはプロジェクト拠点マメゲキへお越し下さい!

プロジェクト拠点 <MaMeGeKi(マメゲキ)>
オープン時間11時~20時 (18日木曜日休)
新世界市場内のもと煮豆屋さんをプロジェクト拠点として、まちが劇場準備室、喫茶マメゲキ、小さな展示室ギャラリーMaMe、豆劇自由工房をオープンします!
※プロジェクト全体のインフォメーションを掲載したマップ「まちが劇場案内図」を販売。
期間中は3階建の各フロアをご覧いただけます。展示もあり。
※ギャラリー&喫茶マメゲキ 11月中旬〜 ときどきオープン。
準備室および工房は10月からオープンしています。(13時~20時 月・木 定休)

■プロジェクト概要
<まちかざりの実験:デコポリ> 福永宙/藤浩志/黒飛忠紀
新世界市場、動物園前商店街、新開筋商店街ほか、空地などにて展示。
身の回りにある日常の素材で飾り物をつくり、商店街や空地などを飾っていきます。
(デコレーション×ポリテクニック(工芸)、ポリエチレン、ポリエステルの意)

<映像パフォーマンス:新 世界回路>
高橋悟+京都市立芸術大学構想設計チーム 会場:飛田会館ほか
地元の人たちと学生が協力して作り上げる、戦前の無声映画スタイルを基にした映像作品。
日時限定で生演奏もあり。

<新世界いっちょかみ体操>木須久貴 期間中、土、日曜日に各所にて
これまでに、新開地などでご当地体操や、防災体操をつくってきたアーティストが今回は新世界体操を開発!

<大阪の下町におけるプライベートプラントアーカイブ>
パラモデル(林 泰彦+中野裕介)会場:パラモデルアトリエ(山王・柳本酒店横)
大阪の下町における鉢植え・街路樹・屋上庭園をリサーチし写真アーカイブやインスタレーション作品を展示。

<聞き耳プロジェクト>小山田徹
散歩の達人、小山田徹と、歴史&地理の達人、山田創平(都市社会学者)が散歩しながら交わされた会話が音声ガイドとなって、まちを案内します!

<通天閣スクエア>通天閣3F  12月13日(土)14日(日)
トークや上映会、ワークショップなどなど、通天閣3Fを2日間限定でアートセンターに!?

<まちが劇場案内図>廣有利佳/八木寛之/享保一美
活動エリアである新世界、西成(山王・飛田・太子)のマップを制作中。 ※会期中、プロジェクト拠点マメゲキにて販売。

※上記以外にも、都市伝説や辻連歌などまだまだプログラムあり。詳細はもう少しお待ち下さい!

■プロジェクトメンバー:
浅野佐和子/有岡 託/有佐祐樹/井川 萌/石橋 希/稲次善明/上田陽介/大森律子/奥村里奈/越智正洋/水主悠樹/木須久貴/享保一実/黒飛忠紀/小山田 徹/高井 彩/高橋 悟/瀧下幸美/田中 秀介/ドット・アーキテクツ/長井みわ/中下由衣/西澤みなみ/櫨畑敦子/パラモデル/廣 有利佳/福永 宙/堀内 航/松田 薫/水無瀬 翔/諸岡侑加/八木寛之/米澤美香/レスリー・ディー

■問い合わせ:ブレーカープロジェクト実行委員会
tel:080-6172-8667 (13時~20時 月・木 定休)
info@breakerproject.net

藤 浩志

アートの概念を美術史の中に位置づけるのではなく、「社会的に価値を認められていない存在(意識)を特別な存在として立ち上げるテクノロジー」として捉え、「地域資源、適正技術、協力関係」を活用した提案(デモンストレーション)型の表現活動を試みる。地域社会における対話と実験の現場をデモンストレーションという手法で立ち上げ、そこから発生するイメージの連鎖を重要視する。
http://www.geco.jp/
long interview [log-osaka]

まちが劇場準備中

2008年度は、ナビゲーターに美術家・藤浩志を迎え「地域に根ざした作品、活動を生み出す」ための実験として、約半年かけて新世界、西成周辺のフィールドワークを行います。そこから様々な「ズレ」を発見しつつ、対話を重ねることで立ち上がってきたプロジェクトを、まちを舞台に展開します。「まちを劇場にみたててシーンをつくっていく」また「日常の面白さをシーンとして再発見していく」そして、このプロジェクトはイベントではなく、「次につながっていくプロセス」ということで、タイトルは「まちが劇場準備中」。

  • *協力:(財)西成区コミュニティ協会/大阪市立デザイン教育研究所/大阪芸術大学教職員組/新世界町会連合会/新世界市場商業協同組合/通天閣本通商店街/ジャンジャン横丁/山王社会福祉協議会/山王女性会/山王連合振興町会/飛田連合振興町会/飛田地区商店街連合/飛田新地協同組合/飛田新地料理組合/通天閣観光株式会社/豊年食品株式会社(順不同)
  • *主催:ブレーカープロジェクト実行委員会/大阪市
  • *助成:(財)地域創造
  • *企画:雨森信
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