“アー”ツクール つれズレなるまま - BreakerProject.net

breakerproject.net
08

地域に根ざした作品、活動、しくみを生み出すアートプロジェクトの実験
「まちが劇場準備中」

[project data]

レポート:オープンミーティング04〜プロジェクトタイトル決定!!

写真1 写真2 写真3 写真4 前回に引き続き、午前に拠点の掃除、午後にミーティングを行いました。
ミーティングでは各プロジェクトの企画発表、予算の振り分けなどと共に、このプロジェクト全体及び拠点の名称決めを中心に行いました。

プロジェクト名として藤さんが提案している「が劇場」というフレーズ。
プロジェクトエリアである新世界(浪速区)・山王・飛田・太子(西成区)全体を劇場とみたて、この地域を散歩したり、歴史を勉強したアーティストや学生たちが提案する作品やプロジェクトが存在することによって、地元の人にとって日常の風景を、地元ではない人にとっては超日常の風景を、フィクション、ノンフィクションを織り交ぜながら、新しい視線で捉えなおす試みとしての「が劇場」。


では、何が劇場であると、地域の人やプロジェクトに参加しようとしてくれる人たちに分かりやすいのか?ミーティングに参加しているプロジェクトメンバーと意見を出し合い、考えます。

商店街?
プロジェクト拠点であるもと煮豆屋にちなみ「豆劇場」?豆舞台?

と様々な意見が出た結果、「新世界・山王・飛田・太子 まちが劇場」と落ち着きました。

そして、この試みによって、なにが生まれ、なにが残るのか?どういうことを提案していけるのか?
答えを出すのではなく、アートプロジェクトがまちに関わる実験のプロセスと捉え、「準備中」という言葉を上記タイトルの後に付けることになりました。


「新世界・山王・飛田・太子 まちが劇場準備中」 
プロジェクトタイトル正式決定です!


そして、プロジェクト拠点については、建物全体を「MaMeGeKi」、1階には「GELLERY MAME」「喫茶マメゲキ」を開催の約1ヶ月前にはオープンさせ、地元の人も含めた様々な人が集える場所に、また2階を「まちが劇場準備室」3階を「豆劇自由工房」と名付け、開催に向けてプロジェクトメンバーがミーティングをしたり、作品を制作したりする場所として機能させます。


開催中は作品展示場所などが載ったエリア全体のプロジェクトマップの販売場所として来場者の皆さんに立ち寄ってもらうスタート地点、また拠点全体も展示会場として楽しんでもらえるようにしようと考えています。


※藤さんのブログでもレポートがアップされてます その1 その2

藤 浩志

アートの概念を美術史の中に位置づけるのではなく、「社会的に価値を認められていない存在(意識)を特別な存在として立ち上げるテクノロジー」として捉え、「地域資源、適正技術、協力関係」を活用した提案(デモンストレーション)型の表現活動を試みる。地域社会における対話と実験の現場をデモンストレーションという手法で立ち上げ、そこから発生するイメージの連鎖を重要視する。
http://www.geco.jp/
long interview [log-osaka]

まちが劇場準備中

2008年度は、ナビゲーターに美術家・藤浩志を迎え「地域に根ざした作品、活動を生み出す」ための実験として、約半年かけて新世界、西成周辺のフィールドワークを行います。そこから様々な「ズレ」を発見しつつ、対話を重ねることで立ち上がってきたプロジェクトを、まちを舞台に展開します。「まちを劇場にみたててシーンをつくっていく」また「日常の面白さをシーンとして再発見していく」そして、このプロジェクトはイベントではなく、「次につながっていくプロセス」ということで、タイトルは「まちが劇場準備中」。

  • *協力:(財)西成区コミュニティ協会/大阪市立デザイン教育研究所/大阪芸術大学教職員組/新世界町会連合会/新世界市場商業協同組合/通天閣本通商店街/ジャンジャン横丁/山王社会福祉協議会/山王女性会/山王連合振興町会/飛田連合振興町会/飛田地区商店街連合/飛田新地協同組合/飛田新地料理組合/通天閣観光株式会社/豊年食品株式会社(順不同)
  • *主催:ブレーカープロジェクト実行委員会/大阪市
  • *助成:(財)地域創造
  • *企画:雨森信
©Breaker Project.net