地域に根ざした作品、活動、しくみを生み出すアートプロジェクトの実験 「まちが劇場準備中」
レポート:フィールドワーク01
- 2008/05/30
- category: 事務局レポート
当日はあいにくの雨。
西成区民センターにて参加者の方々と待ち合わせ。ここからスタートして、新世界・西成地域を皆さんと共に練り歩き、面白い場所や、空き地・空き家などを発見していく1日です。
センターのエントランスホールにて、自己紹介。大阪は初めてという方もちらほらいらっしゃいました。
区民センターは少しだけ見学。
あまり自己主張のない建物を、どう使っていくのか。。。まだまだこれからです。
区民センターは、私たちが拠点としている新世界・西成地域からは少し離れていることもあり、そこからちんちん電車で一気に北上しました。
終点、恵美須町駅で下車。
この構内は、過去にフランス人アーティストのフランク・ブラジガンドのペイントワークショップが行われたり、じんじんの野点が開催されたりと、繋がりの深いところ。
ペイントしていなかった駅の一部がフランク調に塗りなおされているのを発見し、一同感動。皆さん、カメラに収められていました。(写真1) このように、じわりじわりと作品が息づいていることが嬉しいです。
その後、過去に野点が開催された場所や地元の人たちに挨拶をしながら街を散策。 しかし、この日は本当に寒かった。雨も一向に降り止まず。。。
予定より少し早く、通天閣へ向かいました。
今日は無料ゾーンの2階部分と、特別に3階とその屋上にあたる屋外スペースを見学させて頂きました。
3階部分は、通天閣独自の柱の構造物がいくつもあり、それがかえって面白い空間作りの要素になっていました。広さもかなりあるのでなんでも出来そうです。(写真2)
屋外スペースは見上げると通天閣がドーンそびえ立っており、なかなかの迫力。 こんな角度で通天閣を見上げられるなんて、素直に嬉しいな~(写真3)
そして、ミーティング会場に移り、各々商店街などで買い求めたお惣菜で昼食。
出身地が南の方の人から順番に、自己紹介第2弾、あわせて今日気になった所や自分の出来ること等を紹介。
話を聞いていると、それぞれ立場も違い、もちろん年齢も違う人たちが、このプロジェクトに興味を持って集まってこられてるということがよく分かりました。いろんな人たちが関わっていくことで、このプロジェクトがより一層面白くなっていくんだろうなと期待が募ります。
その後、再び外に出て、各自それぞれにリサーチをして、面白い場所をさがしてきてもらうことになりました。
私は事務局スタッフと地蔵リサーチ。傘がさせないくらいの細い道や地元の人しか知らない道を通り抜けたり、まるで街全体が迷路のようでした。
この道を繋げるだけでも、面白いルートになりそうです。(写真4)
皆さんもそれぞれの視点でリサーチしてこられ、この新世界・西成地域が持つ街の奥深さを感じることができました。
次のフィールドワークでは、街の持つ魅力をどうしていくのか・・・藤さんの言葉を借りれば、どう「いじって」いくのか・・・そんなことをより具体的に話していければいいなと思っています。
※藤さんのブログでもレポートがアップされています
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