“アー”ツクール つれズレなるまま - BreakerProject.net

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地域に根ざした作品、活動、しくみを生み出すアートプロジェクトの実験
「まちが劇場準備中」

[project data]

レポート:藤さん、新世界・西成入り!

写真1 写真2 写真3 写真4 2008年度ブレーカープロジェクト、いよいよ始動です!
4月より事務局スタッフとして関わっている私にとっても、スタート!胸が高鳴ります。


今日は、明日のフィールドワーク01では回りきれない場所を藤さんと共に見学します。

まず向かったのは、もと東田保育所。
現在は保育所としては運営されておらず、市の子育て支援事業「つどいの広場 わいわい」として就学前のお子さんとお母さんが集う場として使われています。伺った時も、1組の親子が遊びに来ていました。

建物は30年前くらいに建てられたものか、懐かしさ溢れる佇まい。
小さなプールが、何かに使えそうでワクワク。(写真1)
実はここの建物は2階建てなのですが、現在は使用不可で見ることができませんでした。藤さん共々、かなり2階が気になりつつ保育園を後にしました。(写真2)



次に向かったのは、飛田会館。
そこでは、2階のホール(写真3)と3階の講義室(写真4)を見学させていただきました。
この3階の講義室は、会館の方も殆ど使われないという場所。
もう何十年も手をつけていないというこの場所は、圧倒的な迫力でもって私たちに訴えてくるものがありました。
壁や天井、ガラス窓など、かなり荒れ果てていましたが、藤さんの「ここ、掃除したいね~」の一言に大きく頷いてしまいました。

その後、天王寺公園内にある市立美術館と映像館を軽く見学。
藤さんは、公園が有料であることとフェンスに頑丈に囲まれていることが、他にはなかなか無いとしきりに仰っていました。
確かに、そう言われればそうですね~。
これが当たり前だったから、気づかなかったな~。

最後に休憩をとりつつ、地元の方に毎年8月に行われる地蔵盆の話など伺い、今日のリサーチは終了。
明日はいよいよ参加者の方々と共に、フィールドワークです。
どんな面白い場所に出会えるのか楽しみです!

藤 浩志

アートの概念を美術史の中に位置づけるのではなく、「社会的に価値を認められていない存在(意識)を特別な存在として立ち上げるテクノロジー」として捉え、「地域資源、適正技術、協力関係」を活用した提案(デモンストレーション)型の表現活動を試みる。地域社会における対話と実験の現場をデモンストレーションという手法で立ち上げ、そこから発生するイメージの連鎖を重要視する。
http://www.geco.jp/
long interview [log-osaka]

まちが劇場準備中

2008年度は、ナビゲーターに美術家・藤浩志を迎え「地域に根ざした作品、活動を生み出す」ための実験として、約半年かけて新世界、西成周辺のフィールドワークを行います。そこから様々な「ズレ」を発見しつつ、対話を重ねることで立ち上がってきたプロジェクトを、まちを舞台に展開します。「まちを劇場にみたててシーンをつくっていく」また「日常の面白さをシーンとして再発見していく」そして、このプロジェクトはイベントではなく、「次につながっていくプロセス」ということで、タイトルは「まちが劇場準備中」。

  • *協力:(財)西成区コミュニティ協会/大阪市立デザイン教育研究所/大阪芸術大学教職員組/新世界町会連合会/新世界市場商業協同組合/通天閣本通商店街/ジャンジャン横丁/山王社会福祉協議会/山王女性会/山王連合振興町会/飛田連合振興町会/飛田地区商店街連合/飛田新地協同組合/飛田新地料理組合/通天閣観光株式会社/豊年食品株式会社(順不同)
  • *主催:ブレーカープロジェクト実行委員会/大阪市
  • *助成:(財)地域創造
  • *企画:雨森信
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